父の日って、母の日と比べてちょっと影が薄い気もするし、あまり話題にならないですよね。

わたしは毎年父の日が近づくと、なんだか心の奥がちくっとするのです。

感謝の気持ちをちゃんと伝えたことあったかなと…。

わたしの父は、無口で少し気難しい人だったけど、娘が生まれてからは父の新しい一面を見ることができました。

愛想がいいほうではない父が、人が変わったように優しい目をして娘を見つめてくれています。

今ではすっかり「じぃじ」としての顔が板についていますね。

 

一緒に遊んでくれたり、お菓子やお洋服を買ってきてくれたり、

遊び疲れて眠ってしまった娘に、そっとブランケットをかけてくれたり。

誰にも気づかれないような優しさを、わたしはちゃんと見ています。

 

わたしを育ててくれた日々も、きっとこんな感じで言葉にはしないけれど、

たくさんの愛情で包んでくれていたのかな、と感じる瞬間が増えました。

 

育児って、こんなに大変だったんだね。

でも、こんなに愛おしくて、こんなにかけがえのないものだったんだね。

わたしが母になって、ようやく分かったことがたくさんあります。

 

お父さん、いつも娘のことを可愛がってくれてありがとう。

そして、わたしのことも大切に育ててくれたお父さんにも、心からありがとう。

照れくさくて直接は言えないけど、ずっと感謝しています。

どうかこれからも元気でいてください。

そして、これからも娘の成長を、私と一緒に見守ってくれると嬉しいです。